新年1本目は、年末からずっと見たかったドキュメンタリー
【あらすじ】
バルセロナから車で約1時間半の場所にあるレストラン、「エル・ブリ」。
たった45席しかないこのレストランに、年間200万もの予約が殺到する。
その名の通り、「世界一予約のとれないレストラン」なのだ。
彼らは、半年間ディナーの時間のみ営業し、残りの半年は来シーズンのメニュー開発に費やす。
ゲストに厨房は公開しているが、長期密着は初めて。
料理界の革命児ともいわれるオーナーシェフ、フェラン・アドリアを筆頭に、
クリエイティブ担当の主任シェフたち、そして半年間働く60人ものスタッフ(客席より多い!)に密着した
緊張感あふれる、刺激的なドキュメンタリー。
【感想】
メニュー試作の段階は少し退屈したが、お店に戻ってきてからは、
店舗の速さと繰り広げられる刺激的なやりとりに引き込まれた。
様々な材料と向き合い、あらゆる可能性を探りながら、ベストな組み合わせを見つける。
それこそMECEのようにもれなくだぶりなく、何百回と繰り返す。
その全ての記録を文字で、画像で取り、検証していく。
レシピの数や、膨大ところではない。
リーダーとしてのフェランに学んだこと。
ぶれない強い態度、決断力の速さ、完璧への執念、
たまには部下の失敗を楽しみそこから良いものを創ろうとする器の広さ、
集中力、部下への信頼感
実際に試作をしているシェフから次々と差し出されるスプーン。
味を確かめては、すぐに良いか悪いかを判断する。
そのスピードは、美しいほど早い。
フェランという人間の魅力はそこまで伝わらなかったけど、
「世界一」の現場は、驚くほど完璧を求められる、刺激的な場所だというのはわかった。
「エル・ブリ」というレストランが存在する意味、それは
食べるお客様を驚かせ、料理を五感すべてで楽しませ、色んな感情を持たせること。
そのために、異常なまでにクリエイティブさにこだわるのだろう。
最後にコースのお料理すべての写真が出てくるが(3時間で35品も出てくるそう!)
正直「わーめっちゃおいしそう!」ってものは少ない
「これ食べたらどんな味するんやろう?」ってずっと思ってた
でも、「このアイディアすごいな!」とか「この料理を感じてみたい!」と思った
料理に対してそんなことを思ったのは、初めてだった
食べることは、生きること
普段から何を食べるのではく、だれと食べるか、を大事にしていますが
あまりにも未知なものを見せられたので
世界中のおいしい食べ物食べつくしたい!って気持ちになった
あー世界は広くて、おもしろい
そんな風に思わせてくれるから、映画が好き
【印象的な言葉】
私たちが表現したいのは、意外性と感動、そして新しい食感だ。
アイディアは朝起きてすぐに浮かぶものではない。創造は日々の積み重ねだ。
2012年1月11日水曜日
2012年1月8日日曜日
【音楽評】HEY/福山雅治
今までの人生の中で、好きな音楽best5を選べと言われたら
絶対に入るこの曲
この曲に出会ってから12年間
何かに立ち向かうとき、ここぞって場面で自分に気合を入れるために聞いています
福山雅治の曲の中ではそこまで有名ではないと思うけど、
本当に元気になる曲
2000年に発表されたテレ朝のシドニーオリンピック中継のテーマソングとして初めて聞いた瞬間好きになって
思わずシングルを買ってしまったほど
なので、迷っている人、勝負を前にしてビビってる人、とかに聞いてほしい
ちなみに、歌詞に入っている「Live your dreams」という言葉は
シドニーオリンピックで地元の期待を一身に背負って、金メダルを3個獲得した
競泳Ian Thorpe選手の言葉です
シドニーオリンピックは、私にとって色んな意味でとてもセンセーショナルで大きな影響を与えた
私の原点の一つでもあります
絶対に入るこの曲
この曲に出会ってから12年間
何かに立ち向かうとき、ここぞって場面で自分に気合を入れるために聞いています
福山雅治の曲の中ではそこまで有名ではないと思うけど、
本当に元気になる曲
2000年に発表されたテレ朝のシドニーオリンピック中継のテーマソングとして初めて聞いた瞬間好きになって
思わずシングルを買ってしまったほど
なので、迷っている人、勝負を前にしてビビってる人、とかに聞いてほしい
ちなみに、歌詞に入っている「Live your dreams」という言葉は
シドニーオリンピックで地元の期待を一身に背負って、金メダルを3個獲得した
競泳Ian Thorpe選手の言葉です
シドニーオリンピックは、私にとって色んな意味でとてもセンセーショナルで大きな影響を与えた
私の原点の一つでもあります
【書評】僕たちは世界を変えることができない/葉田甲太
【あらすじ】
医大生だった主人公は、何気なくすぎていく日常に疑問を感じていた。
そんなとき、郵便局で偶然見つけたポスター。
「150万円寄付してもらえればカンボジアに小学校が建つ」
これだ!と思い立って、勢いで仲間を募り、寄付金集めに奔走する。
と同時に、カンボジアの現実を知り、苦悩し、自分の現状を向き合っていく。
【読む前に】
興味をもたれたら、ぜひ(amazonのサイトです)
医大生だった主人公は、何気なくすぎていく日常に疑問を感じていた。
そんなとき、郵便局で偶然見つけたポスター。
「150万円寄付してもらえればカンボジアに小学校が建つ」
これだ!と思い立って、勢いで仲間を募り、寄付金集めに奔走する。
と同時に、カンボジアの現実を知り、苦悩し、自分の現状を向き合っていく。
【読む前に】
映画化されることが決まってからずっと読みたかったのに、こんなに時間が経ってしまった。(1月5日読了)
同世代の人間が大学生だったとき、どうやってカンボジアに小学校を経てたのかとても興味があった。
自分が起こすこれからの行動のヒントが少しでもあればいいなと思う。
【感想】
この本を読んだから、途上国のために行動しよう!とは思わないけど、
やはり知らなければいけない現実があることを、改めて思い知らされた。
本当に私は恵まれた中で育ち、今も生活している。そのことを自覚し、感謝するべき。
でも自分は恵まれているから、その分貧しい人々を助けなければいけない、って思うのは、
少し傲慢なような気がした。
でも、傲慢でも何でもいいのかもしれない。
彼らは、間違いなく助けを必要としているのだから。
情けない、適当な自分がいやで、どうしても変えたかった。
そこまでは私と同じ。
でも、最初は軽い気持ちでも、一度やると決めたからには最後までやり通したことが、私と違う部分。
今からでも遅くない。
本当に、等身大のストーリー。
世界中の人が目を背けてはいけない問題がそこにあること、
怖がっていたのは問題から逃げていることだったんだと
改めて気づかされた。
きっとこの本も、若い人にこういう問題を知らせるために、本として映画として世の中に産み落とされるべきものだったと思う。
軽く読めるので、色んな人に読んでほしいと思う。
でも軽く読める分、読んだあとのずっしり感は、なかなか重い。
映像にするとどんだけインパクトがあるのか知りたいから、
是非映画も見てみたいと思う。
自分の人生がしっかり定まったとき、少し自分に余裕が生まれたときは、
途上国の支援活動をしたいと思う。
【印象的な言葉】
人を救うということは、自らが力を持つということなのだろうか。人を救うということは、自らを磨くということなのだろうか。
いい人と悪い人を行ったり来たりしながら、素直に生きていけばいい。
国籍、言語、肌の色、そんなもん全部とっぱらっても通じ合う「何か」。この先もずっと、その何かを感じて生きていければいいな。
自分のために今回の人生は人の幸せに貢献することに決めました。
お金を奪うことはできても、教養を奪うこはできない。
興味をもたれたら、ぜひ(amazonのサイトです)
2012年1月4日水曜日
【音楽評】KISSIN' CHRISTMAS
すっごくすっごく今更なのですが、私が一番大好きなクリスマスソングの紹介
1986年に発表されたけど、CD化されていない貴重な歌で
作詞ユーミン、作曲桑田佳祐、という豪華布陣です
2人が過ごしてきた1年間の幸せな思いでが絵に浮かぶ歌詞で
1年の最後に聞くと本当にあったかい気持ちになる
「今年の出来事がすべて好きになる」
2011年の最後にはふさわしくないかもしれない
でも「新しい日を夢で変えていける」
2005年の「さんタク」の最後に、キムタクがさんまさんのリクエストで歌っていて初めて知った
キムタクバージョンもとても素敵なのですが、敢えて原曲を
(キムタクバージョンはこちら)
今は大御所となった若いアーティストたちがみんなでとても楽しそうに歌っているのが素敵です
今年の最後には笑顔で歌えますように
1986年に発表されたけど、CD化されていない貴重な歌で
作詞ユーミン、作曲桑田佳祐、という豪華布陣です
2人が過ごしてきた1年間の幸せな思いでが絵に浮かぶ歌詞で
1年の最後に聞くと本当にあったかい気持ちになる
「今年の出来事がすべて好きになる」
2011年の最後にはふさわしくないかもしれない
でも「新しい日を夢で変えていける」
2005年の「さんタク」の最後に、キムタクがさんまさんのリクエストで歌っていて初めて知った
キムタクバージョンもとても素敵なのですが、敢えて原曲を
(キムタクバージョンはこちら)
今は大御所となった若いアーティストたちがみんなでとても楽しそうに歌っているのが素敵です
今年の最後には笑顔で歌えますように
2012年1月3日火曜日
【映画評】New Year's Eve
【あらすじ】
2011年12月31日、ニューヨーク。タイムズスクエアでは、大みそかの恒例行事「ボールドロップ」の準備が着々と進んでいた。
「ボールドロップ」の責任者、末期がん患者、彼に寄り添う看護師、ある約束を忘れずにいる御曹司、ボーイフレンドとカウントダウンをしたい15歳の女の子と過保護気味の母親、ロックスター、仕事に燃えるシェフ...様々な思いを抱える人々。
今の自分を吹っ切って、新しい年を迎える瞬間、生まれ変わることができるのか。
【感想】
オムニバス形式の映画の金字塔は「Love Actually」。
この映画を超える群像劇は、もう出てこないと、正直思っている。
しかし、意外といいじゃん!って思えたのが、この作品も監督したGary Marshall監督の「Valentine's Day」。
また改めて映画評を書くつもりだけど、キャストも絶妙、各キャラクターの心情描写も深くて、
なかなかの傑作。
その「Valentine's Day」クオリティーを期待して見ると、少々期待はずれなのである。
キャストもちぐはぐ、キャラクターの心情描写は全体的に軽い、
初めからすっごい注目する「ボールドロップ」の本番も映るの一瞬。
でも、テンションだけは上がってしまった。
なんせ、12月28日に見に行ったから。
新年を迎えるワクワク感がピークだったから。
日付が、1日、たった1日変わるだけなのに、
何か不可能なことが可能に変わってしまうような、
大みそか→年明けの瞬間は、不可思議なパワーを持っている気がしてしまう。
2011年は、日本にとって、世界にとっても困難な1年だった。
だからこそ、ヒラリー・スワンク演じる「ボールドロップ」の責任者・クレアの言葉が胸に刺さる。
「新年は、もっと努力して、もっと愛して、与えるチャンス。
未来を怖がるのではなく、未来を楽しむチャンス」
きっと人間は、大きな力がないと、勇気は出ない。
自分の殻を破って、勇気を出して一歩前に進むには、
大みそかは、ぴったりな大きなチャンスなのかもしれない。
エンドクレジットはNG集&スターたちのジョークシーン。
映画に合ってる合ってない、は別として、観客を楽しませようというこのサービス精神は
ハリウッドならではで、私はとても好きです。
内容うんぬんより、豪華なキャストとイベント性。
きっとこんなに文句を言っていても、今年の大みそかが近づくと、また見たくなるんだと思う。
そういうのも、さすがハリウッド、なんて思ってしまう。
動画は劇中でJon Bon Jovi演じるロックスター・Jensenが歌う挿入歌。
相変わらず素敵です。
2011年12月31日、ニューヨーク。タイムズスクエアでは、大みそかの恒例行事「ボールドロップ」の準備が着々と進んでいた。
「ボールドロップ」の責任者、末期がん患者、彼に寄り添う看護師、ある約束を忘れずにいる御曹司、ボーイフレンドとカウントダウンをしたい15歳の女の子と過保護気味の母親、ロックスター、仕事に燃えるシェフ...様々な思いを抱える人々。
今の自分を吹っ切って、新しい年を迎える瞬間、生まれ変わることができるのか。
【感想】
オムニバス形式の映画の金字塔は「Love Actually」。
この映画を超える群像劇は、もう出てこないと、正直思っている。
しかし、意外といいじゃん!って思えたのが、この作品も監督したGary Marshall監督の「Valentine's Day」。
また改めて映画評を書くつもりだけど、キャストも絶妙、各キャラクターの心情描写も深くて、
なかなかの傑作。
その「Valentine's Day」クオリティーを期待して見ると、少々期待はずれなのである。
キャストもちぐはぐ、キャラクターの心情描写は全体的に軽い、
初めからすっごい注目する「ボールドロップ」の本番も映るの一瞬。
でも、テンションだけは上がってしまった。
なんせ、12月28日に見に行ったから。
新年を迎えるワクワク感がピークだったから。
日付が、1日、たった1日変わるだけなのに、
何か不可能なことが可能に変わってしまうような、
大みそか→年明けの瞬間は、不可思議なパワーを持っている気がしてしまう。
2011年は、日本にとって、世界にとっても困難な1年だった。
だからこそ、ヒラリー・スワンク演じる「ボールドロップ」の責任者・クレアの言葉が胸に刺さる。
「新年は、もっと努力して、もっと愛して、与えるチャンス。
未来を怖がるのではなく、未来を楽しむチャンス」
きっと人間は、大きな力がないと、勇気は出ない。
自分の殻を破って、勇気を出して一歩前に進むには、
大みそかは、ぴったりな大きなチャンスなのかもしれない。
エンドクレジットはNG集&スターたちのジョークシーン。
映画に合ってる合ってない、は別として、観客を楽しませようというこのサービス精神は
ハリウッドならではで、私はとても好きです。
内容うんぬんより、豪華なキャストとイベント性。
きっとこんなに文句を言っていても、今年の大みそかが近づくと、また見たくなるんだと思う。
そういうのも、さすがハリウッド、なんて思ってしまう。
動画は劇中でJon Bon Jovi演じるロックスター・Jensenが歌う挿入歌。
相変わらず素敵です。
【書評】青い鳥/重松清
【読む前に】
ある友人が良い!って言ってたので、読み始めてみた。何か、大事なことを学びたい、感じ取りとりたい。
【あらすじ】
中学校の非常勤国語教師の村内先生は吃音障害でうまく言葉が話せない。
でも、先生の話す言葉は「本当にたいせつなこと」ばかり。
いじめの加害者になってしまった生徒、父親の自殺に苦しむ生徒、など
誰にも理解されずひとりぼっちになってしまった心にそっと寄り添う物語。
【感想】
始めのエピソードから泣きそうだった。琴線に触れる感じ。放課後の教室を照らす夕日のような優しい感じ。
たいせつなことと正しいことは違う。
たいせつなことを、ちゃんとたいせつにして、生きていきたいし、将来自分の子供に教えたい。
そばにいる。
誰かがいてくれることは、本当に心強いこと。
間に合ってよかった。自分を嫌いになる前でよかった。
生きる強さ。信念を貫く強さ。
強さを支える、優しさ。
間違いなくヒーローもの。
興味をもたれたら、ぜひ(amazonのサイトです)
a happy new year!
こっちのblogを作って、すっかりほったらかしになっていました
おいおい
ほんとは違う目的で作ったblogだけど、
本来の目的を達成するためには違う土地に行かなきゃいけない
→お金を貯めなきゃだから頻繁に移動できない
→なら、日頃思ってることを書いちゃおう!
となりまして、こちらには書評・映画評・TV評など
何かに触れて私が思ったことを書いていこうと思います
実はevernoteに書きためていたものがいろいろあって
自分にだけわかるように、自分だけむふふってなるように、って記録していたのですが
発信してみるのもいいのでは、と
一体どれだけの人が読んでくれるかわからないですが
自分が思ったことを発信していけたらと思います
だーいぶ溜まってるので、小出しにしながら
ちゃんとアーガイブにまとめて読みやすくしたいと思います
ひとまず、あけましておめでとうございます!
おいおい
ほんとは違う目的で作ったblogだけど、
本来の目的を達成するためには違う土地に行かなきゃいけない
→お金を貯めなきゃだから頻繁に移動できない
→なら、日頃思ってることを書いちゃおう!
となりまして、こちらには書評・映画評・TV評など
何かに触れて私が思ったことを書いていこうと思います
実はevernoteに書きためていたものがいろいろあって
自分にだけわかるように、自分だけむふふってなるように、って記録していたのですが
発信してみるのもいいのでは、と
一体どれだけの人が読んでくれるかわからないですが
自分が思ったことを発信していけたらと思います
だーいぶ溜まってるので、小出しにしながら
ちゃんとアーガイブにまとめて読みやすくしたいと思います
ひとまず、あけましておめでとうございます!
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